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キッチンから日々のこと

by mcherry0929

花子ロス

こんばんは♪今朝はすごい嵐でした。主人が出かけた後、一人のんびり、と思っておりましたが、なんと子供達は台風の為全員休校!!(大学は休講ですね。) 嵐が止んで青空になりましたが、なんだかご飯作りや家事に追われた一日となりました(涙)
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でも最近ふと、この何気ない家族との時間が、実はかけがえのない大切なもので決して当たり前の事ではないのだと思わずにいられません。

大震災や今回の噴火もそうですが、昨今の自然災害や事故は誰がいつ、どんな目に合うか全く予測のしようがないように思えます。世界情勢を見るにつけてもそのように感じられ、たまたま混沌とした時代に生きているのでしょうか。被害に遭われた方やご家族の心情を思うと本当にやりきれない気持ちです。どの災害、被害、紛争も収束に向かうよう祈るばかりです。



日頃テレビをほとんど見ない私が、毎朝7時半から15分、テレビの前に座ってほぼ全部の回を見ました。その時ばかりは家族は誰も私には話しかけません。「今話しかけてはダメ」オーラをガンガン放ちながら見ていました(笑)

なぜこんなにハマったのかわかりません。まぁ、「赤毛のアン」が好きなのも一つ。キャスティングも音楽も演出も好きでした。村岡恵理さんの「アンのゆりかごー村岡花子の生涯ー」がドラマの原案になった訳ですが、ドラマと事実は随分違うところもありました。でもどちらの花子さんも好きです。

ドラマの花子さんも、実在の花子さんもどちらにも言えるのは、自分を強く主張するでもなく、淡々と自分の信じる道を誠実に生きている。家族やお友達、家庭生活も大切にされていた。どちらかと言うと地味な主人公なのですが(もちろん感性豊かで文学者、翻訳家としての才能のある方ではありましたし、貧しい境遇から学問を身につけて立派に自立された女性でしたが)、慎ましく生きる花子さんの人生にも数々の出会いや悲しみ、また大震災や時代がもたらす戦争があったり。

そういうものを、苦しみつつも受け止めて、時に立ち止まりながらも乗り越えて逞しく前向きに生きる姿が描かれていたように思います。
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最終週のタイトルは「まがり角のさきに」でしたが、
「曲がり角をまがったさきになにがあるのかは、わからないの。でも、きっといちばんよいものにちがいないと思うの。」という、アンの台詞は覚えてはいましたが、読んだのは16か17歳くらいでしたから、当時はあまりピンと来ませんでした。

でも、今この言葉はスッと自分の胸にひびいて、何て示唆に満ちた言葉だろうかと思います。花子ロスの寂しさを埋めるべく?、久々に「赤毛のアン」を読み返してみようかと思います。歳を重ねた自分がアンに再会するのが楽しみです。

写真上はお弁当新メニューに松風焼きを作ってみた日のものと、涼しくなったので夏の間つけ込んであったレーズンでパウンドケーキを焼き、あまった生地で作ったカップケーキです。
by mcherry0929 | 2014-10-06 23:56 | 思うこと